EF65 1000番台
EF65 1000番台は高速旅客列車および高速貨物列車の両方を牽引できるように開発された形式で、Passenger(旅客)、Freight(貨物)の頭文字からPFとも呼称される。
500番台まで続いていた運転台前面窓が5度傾斜したデザインは踏襲されず、単純な垂直となり、飾り帯も設置されることはなかった。
重連運転に備え前面に貫通扉を設けたが、重連運転されることは殆どなく、筆者は一度も目撃したことがない。
筆者がブルートレインを撮影し始めた頃は既に500番台から移行した後で、PFに花形機関車としての印象を強く抱いている。
現在、東海道本線を走行しているPFの機体番号は1000を加算した2000番台が中心であるが、当ページでは敢えて1000番台(not 2000)を掲げることにした。
2021年3月 記
ブルートレインを牽引するPF
撮影:1981年11月29日 根府川駅付近
EF65 1000番台
|
項目 |
値 |
|
車軸配置 |
Bo-Bo-Bo |
自 重(t) |
96.0 |
換 算 |
9.5 |
主要寸法 |
最大長(mm) |
16,500 |
最大幅(mm) |
2,800 |
最大高(mm) |
3,819 |
全軸距離(mm) |
12,320 |
台車中心間距離(mm) |
4,760 x 2 |
動輪直径(mm) |
1,120 |
|
パンタグラフ形式 |
PS17 (1056号機〜)PS22B |
性能 |
出力(kW) |
2,550 |
引張力(kg) |
20,350 |
速度(km/h) |
45.0 |
最高運転速度(km/h) |
100(許容115) |
台車 |
主台車形式 |
DT115B |
中間台車形式 |
DT115C |
歯車比 |
18 : 69 = 1 : 3.83 |
|
主電動機(形式 数) |
MT52A x 6 (1119号機〜)MT52B x 6 |
|
製造数(輌) |
139 |
EF65 1001
撮影:1984年05月 大磯駅
1次車は昭和44(1969)年に1 ~ 17号機が製造された。
寒冷地仕様ではあったが、当初はツララ切りは装備されず、後に前面窓上部にのみ設置された。
写真はPFトップナンバーの1001号機。2021年現在も健在であるが、休車扱いである。イベントなどで再会できる日がくるかもしれない。
車歴
落成 | 1969-10-15 | 汽車製造・東洋電機 |
配属 | 1969-10-15 | 新鶴見機関区 |
転属 | 1971-10-01 | 宇都宮運転所 |
転属 | 1980-10-18 | 新鶴見機関区 |
転属 | 1982-11-30 | 宇都宮運転所 |
転属 | 1984-02-13 | 宮原機関区 |
転属 | 1986-03-14 | 吹田機関区 |
転属 | 1986-11-01 | 新鶴見機関区 |
転籍 | 1987-04-01 | JR貨物 |
| 〜2021年現在 | |
※白字は撮影時の所属を示す
EF65 1012
撮影:1993年01月15日 沼津駅
このアングルからは前照灯のツララ切りが未装備なのが確認しやすい。
尾灯は内嵌め式であるため、同心円状の金具により大きく見える。
車歴
落成 | 1969-11-05 | 川崎重工・富士電機 |
配属 | 1969-11-05 | 新鶴見機関区 |
転属 | 1970-07-01 | 宇都宮運転所 |
転属 | 1984-02-01 | 田端機関区 |
転属 | 1985-03-10 | 稲沢機関区 |
転籍 | 1987-04-01 | JR貨物 |
転属 | 1989-03-28 | 新鶴見機関区 |
転属 | 1993-03-18 | 岡山機関区 |
廃車 | 2007-06-01 | |
※白字は撮影時の所属を示す
EF65 1018
撮影:1993年03月18日 逗子駅
2次車は昭和45(1970)年に1018 ~ 1022号機が汽車製造、東洋電機で製造された車輌である。
当初から前面窓と前照灯にツララ切りが装備されていた。
1エンド(前位)側は、貫通扉下の渡り板にジャンパ連結器KE70HD受けが喰い込む仕様で、これは1000番台全車で共通している。
1018号機は2次量産車のトップナンバーで新鶴見機関区に新製配置された車輌。
写真は回送中の北斗星トマムスキー号である。
2次車の尾灯は本来内嵌め式であるが、撮影時の車輌は外嵌め式に改造されていた。
なお2次車は2020年現在、全廃している。
車歴
落成 | 1970-01-30 | 汽車製造・東洋電機 |
配属 | 1970-01-30 | 新鶴見機関区 |
転属 | 1971-10-01 | 宇都宮運転所 |
転属 | 1973-10-03 | 下関運転所 |
転属 | 1975-01-29 | 宇都宮運転所 |
転属 | 1984-02-01 | 田端機関区 |
改称 | 1987-03-01 | 田端運転所 |
転籍 | 1987-04-01 | JR東日本 |
廃車 | 1996-11-07 | |
EF65 1019
撮影:1993年07月23日 国府津駅
1019 ~ 1022号機は広島機関区に新製配置された車輌。
時代が下ってJR化後に1019号機は、スーパーエクスプレス・レインボー専用の牽引機で、客車に合わせた塗色のチェリーレッドと白抜きのEF65のロゴが華やかな印象を与えていた。
平成10(1998)年に1118号機が同様のカラーリングに変更されたのを機に、1019号機は引退、廃車となった。
車歴
落成 | 1970-04-02 | 汽車製造・東洋電機 |
配属 | 1970-04-03 | 広島機関区 |
転属 | 1970-09-28 | 下関運転所 |
転属 | 1975-01-11 | 宇都宮運転所 |
転属 | 1984-02-01 | 田端機関区 |
改称 | 1987-03-01 | 田端運転所 |
転籍 | 1987-04-01 | JR東日本 |
廃車 | 1998-09-01 | |
EF65 1025 寝台急行 八甲田
撮影:1985年03月 上野駅
3次車は昭和45(1970)年に1023 ~ 1039号機が川崎重工、富士電機で製造された車輌である。
貫通扉下のステップが手掛けの外まで廻り込んでいた2次車に対し、尾灯下までに短縮された外観上の違いがある。
2020年現在、3次車は全廃している。
写真は上野駅14番線に到着した寝台急行八甲田。
車歴
落成 | 1970-05-12 | 川崎重工・富士電機 |
配属 | 1970-05-12 | 下関運転所 |
転属 | 1975-02-18 | 宇都宮運転所 |
転属 | 1984-02-01 | 田端機関区 |
改称 | 1987-03-01 | 田端運転所 |
転籍 | 1987-04-01 | JR東日本 |
廃車 | 1999-10-02 | |
EF65 1029
撮影:1992年10月01日 金谷駅
1011号機から1030号機は国鉄時代末期において田端機関区に配属されていた車両で、JR化後はJR東日本へ転籍となった。
写真は和式客車くつろぎを牽引するEF65 1029。
車歴
落成 | 1970-06-15 | 川崎重工・富士電機 |
配属 | 1970-06-15 | 宇都宮運転所 |
転属 | 1984-02-01 | 田端機関区 |
改称 | 1987-03-01 | 田端運転所 |
転籍 | 1987-04-01 | JR東日本 |
廃車 | 1999-06-07 | |
EF65 1032
撮影:1992年07月21日 小田原駅
写真は小田急1000系の甲種回送に使用した牽引機。
当時は東海道本線とレールが接続していたため、小田原駅から搬出入していた。
車歴
落成 | 1970-08-26 | 汽車製造・東洋電機 |
配属 | 1980-08-26 | 宇都宮運転所 |
転属 | 1984-02-01 | 田端機関区 |
転属 | 1986-10-31 | 新鶴見機関区 |
転籍 | 1987-04-01 | JR貨物 |
転属 | 1993-03-18 | 岡山機関区 |
廃車 | 2011年 | |
EF65 1036
撮影:1993年02月24日 国府津駅
国鉄最後期に登場した青22号スカイブルーのコンテナはJR化後はJR貨物色として継承された。
車歴
落成 | 1970-08-26 | 川崎重工・富士電機 |
配属 | 1970-08-26 | 宇都宮運転所 |
転属 | 1984-02-01 | 田端機関区 |
転属 | 1986-10-31 | 新鶴見機関区 |
転籍 | 1987-04-01 | JR貨物 |
転属 | 1994-03-25 | 高崎機関区 |
転属 | 2011年 | 新鶴見機関区 |
改番 | 2012-05〜 | EF65 2036 |
廃車 | 2014年 | |
EF65 1038
撮影:1993年06月13日 富士川駅
車歴
落成 | 1970-09-12 | 川崎重工・富士電機 |
配属 | 1970-09-12 | 宇都宮運転所 |
転属 | 1984-02-01 | 田端機関区 |
転属 | 1986-11-01 | 新鶴見機関区 |
転籍 | 1987-04-01 | JR貨物 |
転属 | 1994-03-25 | 高崎機関区 |
転属 | 2008-01-31 | 岡山機関区 |
廃車 | 2011年 | |
EF65 1040
撮影:1984年08月 浜松機関区
4次車は昭和47(1972)年に1040 ~ 1049号機が製造された車輌である。
外観上の変更点は、尾灯の上の通風口およびKE59ジャンパ連結器の廃止。尾灯が内嵌め式から外嵌め式への変更などがある。
KE59のあったスカートのボイドは塞がれることなく、そのまま使用された。
写真は浜松機関区の一般公開イベントの一コマ。
なお、2020年現在、4次車は全廃している。
車歴
落成 | 1972-01-14 | 汽車製造・東洋電機 |
配属 | 1972-01-14 | 宇都宮運転所 |
転属 | 1984-02-01 | 田端機関区 |
転属 | 1986-11-01 | 新鶴見機関区 |
転籍 | 1987-04-01 | JR貨物 |
転属 | 1994-03-25 | 高崎機関区 |
転属 | 1997-03-26 | 新鶴見機関区 |
転属 | 1998-10-03 | 高崎機関区 |
改番 | 2012-05〜 | EF65 2040 |
廃車 | 2016年 | |
EF65 1041 寝台特急あけぼの
撮影:1985年03月 上野駅
国鉄時代の上野駅13番線の一コマ。
数日後に東北・上越新幹線が上野に接続する時の写真である。
ゆうづる・はくつるが7往復、あけぼのが3往復も運行していた。
今思えば夢のような時代であった。
車歴
落成 | 1972-02-02 | 汽車製造・東洋電機 |
配属 | 1972-02-03 | 宇都宮運転所 |
転属 | 1984-02-01 | 田端機関区 |
転属 | 1986-11-01 | 新鶴見機関区 |
転籍 | 1987-04-01 | JR貨物 |
転属 | 1994-12-03 | 高崎機関区 |
廃車 | 2011年 | |
EF65 1042
撮影:1990年12月01日 根府川 - 真鶴 間
車歴
落成 | 1972-02-23 | 汽車製造・東洋電機 |
配属 | 1972-02-24 | 宇都宮運転所 |
転属 | 1984-02-01 | 田端機関区 |
転属 | 1986-11-01 | 新鶴見機関区 |
転籍 | 1987-04-01 | JR貨物 |
転属 | 1994-12-03 | 高崎機関区 |
廃車 | 2011年 | |
EF65 1043
撮影:1992年05月15日 三島駅
1040 ~ 1043号機は汽車製造、東洋電機で製造された。
車歴
落成 | 1972-03-13 | 汽車製造・東洋電機 |
配属 | 1972-03-14 | 宇都宮運転所 |
転属 | 1984-02-01 | 田端機関区 |
転属 | 1986-11-01 | 新鶴見機関区 |
転籍 | 1987-04-01 | JR貨物 |
転属 | 1994-12-03 | 高崎機関区 |
転属 | 1997-04-01 | 新鶴見機関区 |
転属 | 1998-10-03 | 高崎機関区 |
廃車 | 2011年 | |
EF65 1046
撮影:1992年07月21日 小田原駅
1044 ~ 1049号機は川崎重工・富士電機で製造されたロットである。
車歴
落成 | 1972-01-26 | 川崎重工・富士電機 |
配属 | 1972-01-29 | 宇都宮運転所 |
転属 | 1984-02-01 | 田端機関区 |
転属 | 1986-11-01 | 新鶴見機関区 |
転籍 | 1987-04-01 | JR貨物 |
転属 | 1998-10-02 | 高崎機関区 |
廃車 | 2011年 | |
EF65 1050
撮影:1993年05月17日 富士川駅
5次車は昭和47(1972)年9月に1050 ~ 1055号機のロットで、川崎重工・東洋電機で製造された車輌である。
外観上の変化は4次車で廃止されたKE59ジャンパ連結器の位置にあったスカートのボイドが消失した点である。
車歴
落成 | 1972-09-14 | 川崎重工・東洋電機 |
配属 | 1972-09-14 | 下関運転所 |
転属 | 1975-02-21 | 宇都宮運転所 |
転属 | 1984-02-01 | 田端機関区 |
転属 | 1986-11-01 | 新鶴見機関区 |
転籍 | 1987-04-01 | JR貨物 |
転属 | 2008-05-08 | 高崎機関区 |
転属 | 2009-03
| 新鶴見機関区 |
改番 | 2012-05〜 | EF65 2050 |
| 〜2021年現在 | |
EF65 2050
撮影:2020年06月09日 早川 - 根府川 間
27年後の同車輌。
JR貨物のPFで保安装置搭載が完了した車輌は車番に1000を足し改番される措置が2012年5月から実施された。
1050号機は車体番号標記を2050号機としてブロック式に更新したが、ブレーキ系の常用減圧促進改造は行われていないため、赤プレートは掲げていない。
2021年現在、5次車で現役は2050号機のみで、他は2011年までに廃車となった。
EF65 1056
撮影:1993年03月29日 浜川崎駅付近
6次車は昭和51(1976)年12月から翌年の12月にかけて、川崎重工・東洋電機・富士電機により1056 ~ 1091号機の全35輌が製造された車輌で、全車が新鶴見機関区に配属された。
外観上の変更点は車体番号が切抜文字からブロックプレートに、パンタグラフがPS17からクロス型のPS22Bに移行、ランボード(屋根上の点検用足場)が若干嵩上げされた相違がある。
撮影時の1056号機は前面が青プレート、側面がクリーム色プレートとなっていた。単純に前面と側面のものを入れ替えただけなのかもしれない。
車歴
落成 | 1976-12-16 | 川崎重工・東洋電機 |
配属 | 1976-12-16 | 新鶴見機関区 |
転籍 | 1987-04-01 | JR貨物 |
転属 | 2008-01-29 | 高崎機関区 |
廃車 | 2011年 | |
EF65 1061
撮影:1992年12月 根府川駅
常用減圧促進未改造車のナンバープレートは特に規則はなく、1056、1061号機はJR化後に全検を受けたタイミングで青地のブロックプレートに更新されたものと思われる。
車歴
落成 | 1977-02-25 | 川崎重工・東洋電機 |
配属 | 1977-02-25 | 新鶴見機関区 |
転籍 | 1987-04-01 | JR貨物 |
転属 | 2007-09-06 | 高崎機関区 |
転属 | 2009-03 | 新鶴見機関区 |
改番 | 2012-05〜 | EF65 2061 |
廃車 | 2020年 | |
EF65 1065
撮影:1993年05月15日 富士川駅
1065号機はJR貨物の試験塗装第一号機で、常用減圧促進改造もされたため車体番号は赤プレートを掲げ、更に派手な印象を与えていた。
1998年6月の全般検査でJR貨物更新色に塗装されるまで唯一無二のカラーリングであった。
車歴
落成 | 1977-01-13 | 川崎重工・富士電機 |
配属 | 1977-01-13 | 新鶴見機関区 |
転籍 | 1987-04-01 | JR貨物 |
| 1987-07 | 試験塗色 |
| 1998-06 | JR貨物更新色 |
改番 | 2012-05〜 | EF65 2065 |
| 〜2021年現在 | |
EF65 2065
撮影:2014年04月01日 早川 - 根府川 間
20年あまり後の同車輌。
2012年5月に改番されEF65-2065となった。
なお、2021年現在は国鉄色に戻されている。
EF65 1067
撮影:1993年01月15日 富士川駅
赤プレートであることから、この時点で既に常用減圧促進改造済みだということが読み取れる。
車歴
落成 | 1977-02-04 | 川崎重工・富士電機 |
配属 | 1977-02-04 | 新鶴見機関区 |
転籍 | 1987-04-01 | JR貨物 |
改番 | 2012-05〜 | EF65 2067 |
| 〜2021年現在 | |
EF65 2067
撮影:2018年11月27日 近江長岡 - 醒ヶ井 間
25年後の同車輌。
保安装置搭載が完了し2012年5月に車体番号に1000を付加され、EF65 2067となった同車輌。
外観上もツララ切り、スノープロウを備えたフル装備はPFの完成形と言えよう。
EF65 1068
撮影:1993年02月12日 小田原駅
車歴
落成 | 1977-02-09 | 川崎重工・富士電機 |
配属 | 1977-02-09 | 新鶴見機関区 |
転籍 | 1987-04-01 | JR貨物 |
改番 | 2012-05〜 | EF65 2068 |
| 〜2021年現在 | |
EF65 1069
撮影:1993年01月15日 三島駅
スノープロウを装備していない個体であるが、1068、1070号機と経歴に大差はないため、どこかの時点でスノープロウは外されたと考えるのが自然だろう。
車歴
落成 | 1977-05-04 | 川崎重工・東洋電機 |
配属 | 1977-05-04 | 新鶴見機関区 |
転籍 | 1987-04-01 | JR貨物 |
改番 | 2012-05〜 | EF65 2069 |
| 〜2021年現在 | |
EF65 1070
撮影:1983年 国府津駅
国鉄時代の姿を捉えた写真である。
常用減圧促進改造以前の6次車は前面はクリーム色、側面は濃青プレートと、ボディーと同一色であったことが見て取れる。
EF65 2070
撮影:2022年07月03日 小田原駅
39年後の同車輌。外観上の相違は赤プレート、窓枠の黒Hゴムなど軽微なものに治まっている。
車歴
落成 | 1977-05-18 | 川崎重工・東洋電機 |
配属 | 1977-05-18 | 新鶴見機関区 |
転籍 | 1987-04-01 | JR貨物 |
改番 | 2012-05〜 | EF65 2070 |
| 〜2022年現在 | |
EF65 1073
撮影:1983年 国府津駅
1983年当時は鴨宮駅までの途中に西湘貨物駅もあった時代で、国府津駅では単機をよく見かけたものであった。
車歴
落成 | 1977-06-10 | 川崎重工・東洋電機 |
配属 | 1977-06-10 | 新鶴見機関区 |
転籍 | 1987-04-01 | JR貨物 |
廃車 | 2011年 | |
EF65 1080
撮影:1993年03月29日 八丁畷駅
車歴
落成 | 1977-05-25 | 川崎重工・富士電機 |
配属 | 1977-05-25 | 新鶴見機関区 |
転籍 | 1987-04-01 | JR貨物 |
改番 | 2012-05〜 | EF65 2080 |
| 〜2021年現在 | |
EF65 1086
撮影:1993年03月29日 八丁畷駅
車歴
落成 | 1977-07-20 | 川崎重工・富士電機 |
配属 | 1977-07-20 | 新鶴見機関区 |
転籍 | 1987-04-01 | JR貨物 |
改番 | 2012-05〜 | EF65 2086 |
| 〜2021年現在 | |
EF65 1093
撮影:1981年08月21日 根府川駅
7次車は昭和53(1978)年に川崎重工・東洋電機・富士電機で製造された1092 ~ 1118号機の全27輌のロットである。
外観上の変更点はホイッスルカバーやスノープロウが撤去されたことが挙げられる。
7次車のうち1092号機から1095号機までの4輌は下関運転所に新製配置され、大阪発のブルートレインに充てがわれた。
写真は日本一周イベント列車、ブルートレイン「駅 STATION」
車歴
落成 | 1978-04-13 | 川崎重工・東洋電機 |
配属 | 1978-04-13 | 下関運転所 |
転籍 | 1987-04-01 | JR西日本 |
廃車 | 2001-06-29 | |
復籍 | 2001-07-26 | JR貨物 |
配属 | 2001-07-26 | 岡山機関区 |
転属 | 2008-03-05 | 高崎機関区 |
転属 | 2009-03 | 新鶴見機関区 |
改番 | 2012-05〜 | EF65 2093 |
| 〜2021年現在 | |
EF65 1096 寝台特急みずほ
撮影:1980年05月03日 熱海駅
7次車のうち1096号機から1116号機までの21輌は、EF65-500番台に代わり東京機関区に新製配置され、東京発のブルートレインを牽引する花形機関車として活躍した。
当時の国鉄は労使関係に不和があったといい、ヘッドマークの掲出は余分な業務として捉えられていたため東京機関区以外では行われていなかった。
それ故、'80年前後の鉄道ブーム下では東京発ブルートレインの人気は際立つものがあった。
1096号機は保安装置搭載が完了し2012年5月に車体番号に1000を付加し、EF65 2096に改番された。
2021年現在は国鉄色に戻され現役で活躍している。
EF65 2096
撮影:2013年09月27日 早川 - 根府川 間
33年後の同車輌をヒガンバナの時期に。(農家の許可を得て撮影)
車歴
落成 | 1978-05-18 | 川崎重工・東洋電機 |
配属 | 1978-05-18 | 東京機関区 |
転籍 | 1985-03-14 | 新鶴見機関区 |
転籍 | 1987-04-01 | JR貨物 |
改番 | 2012-05〜 | EF65 2096 |
| 〜2021年現在 | |
EF65 1101
撮影:1992年07月21日 真鶴駅
1096から1116号機までの21輌は東京機関区へ配属され、1978年7月28日よりブルートレインの牽引を500番台から引き継ぐこととなった。
写真は砕石貨物の真鶴工臨の機廻しの様子。
車歴
落成 | 1978-07-26 | 川崎重工・東洋電機 |
配属 | 1978-07-26 | 東京機関区 |
転属 | 1985-03-14 | 新鶴見機関区 |
転属 | 1986-11-09 | 田端機関区 |
改称 | 1987-03-01 | 田端運転所 |
転籍 | 1987-04-01 | JR東日本 |
廃車 | 2003-03-12 | |
復籍 | 2003-03-12 | JR貨物 |
配属 | 2003-03-12 | 高崎機関区 |
転属 | 2009-03 | 新鶴見機関区 |
改番 | 2012-05〜 | EF65 2101 |
| 〜2021年現在 | |
EF65 2101
撮影:2015年03月31日 早川 - 根府川 間
23年後の同車輌。
1101号機は保安装置搭載により2101に改番されたがブレーキ系の常用減圧促進改造は施工されていないため、非赤プレートとなっている。
高崎機関区へ転属したタイミングであろうか、スノープロウが装着されていることも着目したい。
なお、2021年現在は国鉄色に戻されている。
EF65 1102 寝台特急 富士
撮影:1981年11月29日 根府川駅付近
寝台特急富士を牽引するPF。
1980年頃にあった鉄道ブームのときのブルートレイン牽引機はすでに500番台からPFへと変更した後で、スノープロウのない7次車がその顔となる。
車歴
落成 | 1978-08-09 | 川崎重工・東洋電機 |
配属 | 1978-08-09 | 東京機関区 |
転属 | 1985-03-14 | 新鶴見機関区 |
転属 | 1986-10-31 | 田端機関区 |
改称 | 1987-03-01 | 田端運転所 |
転籍 | 1987-04-01 | JR東日本 |
| 〜2021年現在 | |
EF65 1104 寝台急行 銀河81号
撮影:1987年03月27日 小田原駅
国鉄最後期の写真である。東京発ブルートレインをEF66が牽引していた時代でも、「出雲」と「銀河」は田端運転所のPFが担っていた。
車歴
落成 | 1978-09-13 | 川崎重工・東洋電機 |
配属 | 1978-09-13 | 東京機関区 |
転属 | 1985-03-14 | 新鶴見機関区 |
転属 | 1986-11-01 | 田端機関区 |
改称 | 1987-03-01 | 田端運転所 |
転籍 | 1987-04-01 | JR東日本 |
| 〜2021年現在 | |
EF65 1108 寝台特急さくら
撮影:1980年05月03日 熱海駅
筆者は「さくら」のヘッドマークはこの桜色の地に白桜タイプに親しみを感じる。
1980年頃はジャンパ連結器KE70HDが車体と同じ濃紺で塗装されていた様子が、この写真と1102号機みずほにも見られる。
車歴
落成 | 1978-05-31 | 川崎重工・東洋電機 |
配属 | 1978-05-31 | 東京機関区 |
転属 | 1985-03-14 | 新鶴見機関区 |
転属 | 1986-11-01 | 田端機関区 |
改称 | 1987-03-01 | 田端運転所 |
転籍 | 1987-04-01 | JR東日本 |
廃車 | 2006-10-26 | |
EF65 1109 寝台特急あさかぜ4号
撮影:1984年05月 大磯駅
時代はまだブルートレイン全盛期で「あさかぜ」は毎日2往復していた。
車歴
落成 | 1978-06-07 | 川崎重工・富士電機 |
転属 | 1978-06-07 | 東京機関区 |
転属 | 1985-03-14 | 新鶴見機関区 |
転属 | 1986-11-01 | 田端機関区 |
改称 | 1987-03-01 | 田端運転所 |
転籍 | 1987-04-01 | JR東日本 |
廃車 | 2007-12-04 | |
EF65 1111
撮影:1993年05月15日 吉原駅
和式客車「江戸」を牽くEF65 1111。
車歴
落成 | 1978-06-29 | 川崎重工・富士電機 |
配属 | 1978-06-29 | 東京機関区 |
転属 | 1985-03-14 | 新鶴見機関区 |
転属 | 1986-11-01 | 田端機関区 |
改称 | 1987-03-01 | 田端運転所 |
転籍 | 1987-04-01 | JR東日本 |
廃車 | 2007-11-14 | |
EF65 1112 寝台特急さくら
撮影:1984年03月 湯河原-熱海 間
白地に桜のヘッドマークを掲たEF65 1112。
車歴
落成 | 1978-07-13 | 川崎重工・富士電機 |
配属 | 1978-07-13 | 東京機関区 |
転属 | 1985-03-14 | 新鶴見機関区 |
転属 | 1986-11-01 | 田端機関区 |
改称 | 1987-03-01 | 田端運転所 |
転籍 | 1987-04-01 | JR東日本 |
廃車 | 2007-11-30 | |
EF65 1113
撮影:1993年03月29日 八丁畷駅
90年代にはカートレインという列車が走っていた。
首都圏から九州への旅行者を対象とし、途中の長距離区間は列車で乗用車と乗客を輸送するものであった。
20系客車 + ワキ10000形 という特異な編成で、ワキ10000には乗用車が3台特殊なパレットごと積載できた。
車歴
落成 | 1978-07-19 | 川崎重工・富士電機 |
配属 | 1978-07-19 | 東京機関区 |
転属 | 1985-03-14 | 新鶴見機関区 |
転属 | 1986-11-01 | 田端機関区 |
改称 | 1987-03-01 | 田端運転所 |
転籍 | 1987-04-01 | JR東日本 |
廃車 | 2011年 | |
EF65 1114
撮影:1993年10月06日 小田原駅
真鶴に採石場があった時代は、真鶴工臨と呼ばれるバラストを積んだホキを牽引するPFをよく見かけた。
真鶴工臨は貨車を牽いてはいるが、車籍はJR東日本で田端運転所所属の機関車であった。
車歴
落成 | 1978-08-03 | 川崎重工・富士電機 |
配属 | 1978-08-03 | 東京機関区 |
転属 | 1985-03-14 | 新鶴見機関区 |
転属 | 1986-10-31 | 田端機関区 |
改称 | 1987-03-01 | 田端運転所 |
転籍 | 1987-04-01 | JR東日本 |
廃車 | 2011年 | |
EF65 1118
撮影:1984年03月 湯河原 - 熱海 間
サロンエクスプレス東京を牽くPF。この機体は後にスーパーエクスプレスレインボー専用機としてチェリーレッドにカラーリングされた。
車歴
落成 | 1978-09-27 | 川崎重工・富士電機 |
配属 | 1978-09-27 | 新鶴見機関区 |
転属 | 1983-03-21 | 東京機関区 |
転属 | 1985-03-14 | 新鶴見機関区 |
転属 | 1986-11-01 | 田端機関区 |
改称 | 1987-03-01 | 田端運転所 |
転籍 | 1987-04-01 | JR東日本 |
| 1998年 | スーパーエクスプレスレインボー塗色 |
廃車 | 2015年 | |
EF65 1121
撮影:1984年02月 真鶴 - 湯河原 間
8次車は大阪発のブルートレインを牽引していたEF58の後継機として、昭和54(1979)年に1119 ~ 1139号機の全20輌が製造された。PFの最終ロットである。
1128号機までが下関運転所へ、1129号機以降は宮原機関区の配属となった。
EF65 2121
撮影:2014年06月01日 早川 - 根府川 間
30年後の同車輌。撮影の2014年当時は原色のPFは少なく、青プレートは2119号機と2121号機の2輌のみであった。
車歴
落成 | 1979-04-25 | 川崎重工・東洋電機 |
配属 | 1979-04-25 | 下関運転所 |
転籍 | 1987-04-01 | JR西日本 |
廃車 | 2005-11-30 | |
復籍 | 2005-11-30 | JR貨物 |
転属 | 2005-11-30 | 新鶴見機関区 |
転属 | 2007-10-12 | 高崎機関区 |
転属 | 2009-05-26 | 岡山機関区 |
転属 | 2011年 | 新鶴見機関区 |
改番 | 2012-05〜 | EF65 2121 |
廃車 | 2016年 | |
EF65 1125
撮影:1983年09月11日 国府津駅
写真は20系客車を牽くPF。
残念ながら列車の詳細は不明である。通常、この付近の午前中は下りブルートレインはないため、臨時と判断できる。
今ほど情報がなかった時代であったため、来たものを撮るという楽しみ方であった。
1125号機は生涯を下関運転所所属で送った車輌であった。
車歴
落成 | 1979-07-10 | 川崎重工・東洋電機 |
配属 | 1979-07-10 | 下関運転所 |
転籍 | 1987-04-01 | JR西日本 |
廃車 | 2008-02-01 | |
EF65 1127 寝台特急 あさかぜ52号
撮影:1985年3月下旬 根府川 - 真鶴 間
写真は筆者がずっと急行銀河だと思って込んでいた列車である。
ところが1985年3月14日のダイヤ改正で寝台急行銀河は20系から14系に変更になったため該当しないことが判明。
当時の時刻表を調べてみると、富士とはやぶさの間に臨時のあさかぜ52号が「博多発3月23日→4月6日運転」の記載があり、この列車を特定することができた。
EF65 2127 JR貨物広島車両所更新色
撮影:2022年07月01日 早川 - 根府川 間
37年後の同車輌。2022年現在で唯一の広島車両所更新色のPFでもある。
車歴
落成 | 1979-08-01 | 川崎重工・東洋電機 |
配属 | 1979-08-01 | 下関運転所 |
転属 | 1983-01-10 | 東京機関区 |
転属 | 1984-02-18 | 下関運転所 |
転籍 | 1987-04-01 | JR西日本 |
廃車 | 2001-06-29 | |
復籍 | 2001-08-03 | JR貨物 |
配属 | 2001-08-03 | 岡山機関区 |
転属 | 2008-04-02 | 高崎機関区 |
改番 | 2012-05〜 | EF65 2127 |
| 〜2022年現在 | |
EF65 1131 寝台特急 出雲4号
撮影:1984年3月 沼津駅
寝台特急紀伊を併結した出雲2・3号は東京機関区のPFが、単独の出雲1・4号は宮原機関区のPFが牽引していた。
この当時の出雲はヘッドマークを掲げていない状態が普通で、また早朝に東京へ到着するため、なかなか撮影できない列車でもあった。
この日は大幅な遅延により偶然捉えることが出来た一枚である。
車歴
落成 | 1979-06-05 | 川崎重工・富士電機 |
配属 | 1979-06-05 | 宮原機関区 |
転属 | 1985-03-14 | 吹田機関区 |
転属 | 1986-11-01 | 下関運転所 |
転籍 | 1987-04-01 | JR西日本 |
| 〜2021年現在 | |
EF65 1136 ホリデーパル
撮影:1992年07月21日 根府川 - 真鶴 間
ホリデーパルを牽引するPF。
寝台急行銀河が14系化されたのが昭和60(1985)年。その7年後の写真で、20系を目にすることが非常に珍しい状況となっていた。
車歴
落成 | 1979-07-18 | 川崎重工・富士電機 |
配属 | 1979-07-18 | 宮原機関区 |
転属 | 1985-03-14 | 吹田機関区 |
転属 | 1986-11-01 | 下関運転所 |
転籍 | 1987-04-01 | JR西日本 |
廃車 | 2005-10-31 | |
復籍 | 2005-10-31 | JR貨物 |
配属 | 2005-10-31 | 岡山機関区 |
廃車 | 2011年 | |
EF65 1139 特急 金星51号
撮影:1982年12月28日 名古屋駅
PFラスト・ナンバーが牽く臨時特急金星51号。
臨時列車として全車14系座席車の金星が名古屋−熊本間を走っていた時代の一コマ。
車歴
落成 | 1979-08-29 | 川崎重工・富士電機 |
配属 | 1979-08-29 | 宮原機関区 |
転属 | 1985-03-14 | 吹田機関区 |
転籍 | 1987-04-01 | JR貨物 |
転属 | 2003-03-11 | 新鶴見機関区 |
改番 | 2012-05〜 | EF65 2139 |
| 〜2021年現在 | |
EF65 2139
撮影:2014年02月21日 早川 - 根府川 間
31年後の同車輌。
なお、2021年現在は国鉄色に変更されている。