
オーバーフローからの水路
御前山への登山道脇にあります。

強瀬(こわせ)橋脇の滝
オーバーフローからの水路はこの沢に合流し、桂川に戻ります。

駒橋御前山(厄王山 )四合目の鳥居
手前を水路が横切っています。
御前山への登頂が目的でしたが、水路を辿って行けそうなところまで寄り道することにしました。

暗渠となっている発電用水路
後の時代にコンクリート製の板により水路は塞がれたようです。

トンネル上部のパラペット(胸壁)
かつてはトンネルが見えていたと思われます。手前のコンクリートは現場打ちで、二次製品による暗渠化より古い時代に施行されたと考えられます。トンネル付近からの土砂の侵入を防ぐ目的だったのかもしれません。

オーバーフロー
さらに進むと、オーバーフローの設備が現れました。

ひな壇状の設備
水路からあふれた水はひな壇状の設備を滝のように流れ落ちる設計のようです。
このページの最初の写真の場所へ水路は通じています。

オーバーフロー近景
左のトンネルは、後で登場する水槽脇のオーバーフローと通じているようです。

第9号隧道

鳥鉄(鳥瞰的鉄道写真)

管理用通路のトンネル
オーバーフローで行き止りかと思ったのですが、まだ先へ入ることができました。管理用通路のトンネルを抜けると...

水槽近景
岩殿山からも見えていた水槽に辿り着きました。

管理用トンネルのディテール
腰壁の天端にレンガの据え方を工夫した装飾がありました。

ディテール
これもおそらくは1世紀前に施行されたものです。

水槽への流入口
トンネルのふちに施行された迫り石が構造かつ装飾美を呈しています。

水槽のオーバーフロー
手前のオーバーフローから、先述のオーバーフローへ口径の小さなトンネルを介して流れ込む構造のようです。

水槽の裏手へ
まだ先へ進むことができました。

水槽の控え壁
水槽を回り込むように道があります。

水圧鉄管
鉄管が見えてきました。

駒橋発電所の看板
近すぎて読めませんが、駒橋発電所と書かれた看板の脇へ出ました。

中央本線付近から見上げたところ
ここから直登したわけではないため、見えていた場所に遠回りして辿り着いた事実は、なんとも不思議な感覚でした。

現在使用されているのは2本の鉄管
鉄管は国道20号の下をくぐり、JR中央本線の上を越えている様子がよくわかると思います。