櫛田川橋梁
櫛田川橋梁を渡るワイドビュー南紀5号
三重県を訪ねる機会があったため、時間を作って撮り鉄を。
大物車の常備駅として記憶していた多気駅とはどんなところだろうという興味から現地を探索してみた。
車でナビに誘導されるまま多気駅を目指していると、弟国(おおぐに)という古代の響きを持つ地名の集落あたりから鉄橋が見えた。とりあえず川土手を目指すと、そこには思いがけず絶好のロケーションが拡がっていた。櫛田川(くしだがわ)橋梁である。
12連のプレートガーダーで構成された櫛田川橋梁は上流側に保線管理用の通路と手すりが設置されている。下流側はこれら走行する車輛の足回りを隠すものは一切ない。
写真は右岸の築堤からの撮影で、午前中が順光であるが、この日は時間の都合で午後の撮影となってしまった。しかし薄曇りの条件下になんとか助けられ、コントラストの抑えられた仕上がりとなった。
ワイドビュー南紀6号
撮影 2012年3月16日
普通列車
キハ11-109 + キハ11-110
プレートガーダーの塗装記録標示
橋りょう名 櫛田川橋りょう
位 置 徳和〜多気 41K793M01
支 間 19M08
塗装年月 1998年3月
塗装回数 3回塗
塗装種別 下塗 シアナミド 鉛さびペイント
及塗装名 中・上塗 長油性フタル酸樹脂塗料
塗装会社 大日本塗装株式会社
施工者 建設塗料工業株式会社
ワイドビュー南紀6号
築堤から振り返っての撮影
築堤の同地点から多気駅側を振り返っての撮影。この時間帯は完全な逆光となってしまうが、築堤を挟んだところには短いプレートガーダー橋があり、雑草を避けて捉えることができる。
快速みえ
快速みえ11号
空撮 特急南紀
撮影地点からのパノラマ
櫛田川
写真右奥の川土手あたりに1−2台の駐車スペースがあるが、地元の方に迷惑のかからないよう充分な配慮が必要である。
多気駅
多気
934D 多気駅の東側から
多気駅の裏駅側からの撮影。ローカル線の起点駅としての雰囲気がよく残っていることが嬉しい。
ワイドビュー南紀6号
多気駅の東側から
裏駅側にはまだ昭和の駅のような情景が残っており、工夫次第で様々な構図が得られる好条件のロケーションといえる。
紀勢本線多紀駅付近
キハ48-6816
多気駅から紀勢本線と参宮線は分岐する。分岐間もない紀勢本線のカーブを。
GoogleMapの写真で判断する限りは、なかなか良いロケーションに見えたのだが、実際に訪れてみると、雑草が繁茂し、足回りまで見える場所を探すのに苦労した。背後には民家が数件あるため、列車自体が隠すタイミングで撮影することで落ちついた構図になるだろう。
キハ48−5302
2012年6月15日
ワイドビュー南紀5号
残念ながら?南紀5号は貫通扉の車輛が先頭である。
キハ82系時代の特急南紀 キハ82−31他 名古屋駅にて
撮影 1982年12月28日
私の中では南紀といえばキハ82系である。古いネガを整理していたら、当時の写真を見つけた。
特急「ひだ」と共通した形式は今と変わりない。
キハ82−33ほか
キハ82系 特急ひだ
国鉄色のキハ48 キハ48-6502ほか
参宮線二度目の探訪である。前回の写真から934Dはキハ48 x4であることは解っていたが、やってきたのは国鉄色の編成であった。
それにしても国鉄時代にこのカラーリングのキハ48なんて存在したっけ?
2012年6月15日 多気-外城田 間
参宮線車窓から
参宮線は変圧器を製造している株式会社ダイヘンの脇を走行するのだが、その引込線に大物車が留置されていた。形式はシキ800Cと読める。
撮影:2012.08.28
この小さな機関車で100tはある変圧器を本線まで牽引するのだろう。
荷受梁はC型である。
多気駅常備と記載されているシキ800であるが、留置されている場所は多気駅から1kmほど離れた、株式会社ダイヘンの引込線である。
大物車重連 シキ800B2C+シキ801B2C
過去に同車両を撮影していたので、ここに掲載する。
撮影:1993.06.27 安善駅にて