10年以上の期間、鉄をやめていたのだが「富士はやぶさ」の撮影を機にその感覚が復活してしまった。
減少する国鉄期の車輌を撮影したもののうち、このページではEF66-0番台を取り上げることにした。
ポリシーとしては、環境デザイン学や地図制作を生業とする者として、絵になる風景とともに収めることとし、都会の雑多な場所や駅撮りは極力避けることにした。
改めてロケハンしてみると、東海道本線の中でも海とともに撮影できるポイントは限られており、地元の地勢の有難さを痛感した次第である。
寝台特急 富士 はやぶさ
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2009年03月10日 早川 - 根府川 間
2009年以降の撮影は他へ遠征していたため、地元に戻ったのは2013年からとなったのだが、
その間に多くの車輌が廃車になってしまった。
EF66 36 朝日を浴びて
5076レ 石橋古戦場付近を行く
2013年08月22日 早川 - 根府川 間
EF66 24
5076レ
2013年09月27日 早川 - 根府川 間
EF66 24
日の出前の柔らかな光の海をバックに
2013年10月10日 早川 - 根府川 間
EF66 27
第20回JR貨物フェスティバル 広島車輌所のヘッドマーク掲載列車。
イベント自体はすでに終了していたが、ヘッドマークはその後数日間掲げられていた。
本来は露出不足となる撮影困難な時間帯であったが、列車遅延により撮影できた一コマである。
EF66 27
同列車を標準レンズで
(みかん畑にて許可を得て撮影)
2013年10月29日 早川 - 根府川 間
EF66 33
1083レ 米神集落俯瞰
背後の高い山が大山。相模湾越しに小田原、二宮の街を望む。
EF66 33
同列車望遠撮影
2013年11月27日 早川 - 根府川 間
EF66 24
5073レ みかん畑と
EF66 24
同列車望遠撮影
2013年12月05日 早川 - 根府川 間
EF66 33
1083レ 石橋 玉川橋梁俯瞰
2013年12月14日 早川 - 根府川 間
EF66 30
5076レ 一時間以上遅延して米神のS字カーブを通過
EF66 30
同列車を広角撮影
2014年02月21日 早川 - 根府川 間
EF66 24
江の浦踏切
2014年02月21日 根府川 - 真鶴 間
EF66 33
玉川橋梁を行く
2014年03月01日
EF66 27
5056レ
車体側面中央に配置された形式番号と製造会社および製造年が刻印されたプレートは当初は上下2箇所に独立していたが、晩年は形式番号のある上部へと集約された。このことにより国鉄特急色を維持する27号機であるが側面飾り帯は車体中央で分断されている。
2014年03月08日 早川 - 根府川 間
EF66 36
桜並木を駆け抜ける1097レ EF66-36
EF66 36
同列車を
2014年04月02日 早川 - 根府川 間
EF66 24
5056レ
EF66 24
2014年06月01日 早川 - 根府川 間
EF66 21
58レ
午前5時前であるが、夏至近くは撮影可能な露出が得られる。
EF66 21
同列車を
2014年06月10日 早川 - 根府川 間
EF66 52
1096レ
EF66 52
2014年06月10日 早川 - 根府川 間
EF66 33
5071レ アジサイの花と
この日は数時間の間に4本のEF66-0を捉えることができた。
2014年06月10日 早川 - 根府川 間
EF66 27
5076レ 一時間以上遅延して通過
EF66 27
2014年06月10日 早川 - 根府川 間
EF66 26
5052レ
EF66 26
同列車
2015年03月21日 根府川
EF66 26 側面プレート
EF 66 26
川崎重工 富士電機 昭和48年M
EF66 26
吹:吹田機関区所属
JR FREIGHT
換算 10.0
2:2エンド側
20-1 広島車:平成20年1月 広島車両所
SF:ATS-SF
PF:ATS-PF
2015年03月21日 根府川
EF66 21
5073レ 石橋俯瞰
2015年04月02日 早川 - 根府川 間
EF66 30
5071レ 紫陽花の花と
2015年06月29日 早川 - 根府川 間
EF66 27
5056レ 光量不足のため流し撮りで
2015年10月08日 早川 - 根府川 間
EF66 36
5071レ 玉川橋梁の下り列車は足廻りまでシルエットとして描き出される。
2015年10月08日 早川 - 根府川 間
EF66 27
1077レ
東海道本線において、今や海をバックに撮影できる駅は数少く、根府川駅は貴重な存在といえる。
2015年10月14日 根府川
EF66 27
東京側にはヘッドマークが掲げられていた。内容は、
『第22回JR貨物フェスティバル
おかげさまで56年 鉄道コンテナ輸送
2015.10.24 広島車輌所公開』
2015年10月14日 根府川
EF66 27
1083レ
数少なくなった海の見える撮影地にて
2016年03月02日 根府川 - 真鶴 間
EF66のブルートレイン牽引は1985年3月開始で下関運転所所属の機関車が充当された。
人気のEF66-27号機であるが、1984年2月に下関運転所から吹田機関区へ転出していることから、専ら貨物列車を牽引しブルートレインとのコラボはなかったものと考えられる。
EF66 33
5052レ
この時期の米神の段々畑は花モモで彩られる。
2016年04月06日 早川 - 根府川 間
EF66 30
柏原の大俯瞰 5085レ
麓から徒歩で40分ほどだったろうか。かなりきつい山道を登ると大展望が拡がる。
しかし、大幅な列車遅延により山頂に一日中待機することとなり、午後に予定していた計画がすっかり変わってしまった。
EF66 30
同列車を標準レンズで。
背後の町が旧柏原宿。この町で一泊と目論んでいたのだが、現在は旅館が一軒も営業しておらず、やむなく米原に宿を取ることにした。
2016年09月16日 柏原 - 近江長岡 間
EF66 27
EF66-27の製造年は昭和48(1973)年で、8月15日に下関運転所に配属された。
誕生してもう間もなく半世紀を迎えようとしている。
EF66 27
いよいよ見納めか?・・・
2021年04月26日 早川 - 根府川 間
2020年7月現在、EF66-0番台も昭和48年製の27号機1輌を残すのみとなってしまった。
あくまで個人的な推測であるが、次の全検切れで引退だと思われる。引退後は所有者がJR貨物であるため、その後の保存は難しいものと考えらる。既にトップナンバーのEF66 1 が広島車両所に保存されているためである。第三者に譲渡保存されれば御の字といったところだろうか。
27号機は前回の全般検査が2015(平成27)年6月。過去の例では最後の全検から廃車までの期間が5〜8年と幅があるものの、2021年現在はすでにその範囲内ということになる。
この形式に限らず、終末期になると当然のことながら、いつも同じ車輌が運用されるため、撮影対象が味気ないものとなってしまう。そのため、撮り鉄の皆様には敢えて平和なうちに、PFやEF66-100番台の日常を撮影しておくことを強く推める次第である。
EF66 27 ドローン撮影
2022年5月9日、JR貨物はEF66形27号機が定期運用を終えたと発表した。
2022年8月20日から8月28日まで京都鉄道博物館の「車両のしくみ/車両工場」にてEF66形27号機が展示された。
2022年9月5日、EF66形27号機は全検切れにより休車扱いとなった模様。