ここ数年の間の撮りっぱなしの写真のうち、183・189系をまとめたページである。
美しい風景とともに撮ることを理念としているため、列車は比較的は小さく写る写真が多く、車体番号までは判読できないと諦めていたのであるが、編成ごとに個性があることが判り、なんとか特定することができた。
ほんの数年の間にここに掲げた車輌のほとんどが廃車となっている状況を振り返り、もう少し真面目に記録しておくべきだったと悔やまれる。
2016年9月記
H101編成
H101編成 小田原駅貨物線を下る回送
H101編成は2012年当時、田町車両センターに配属されていた10両の編成で、熱海側の先頭車のみ183系で他9両は189系で構成されていた。
翌年3月からは大宮総合車両センターへ転属となったが、モハ189-25・30、188-25・30を残し2013年9月26日に廃車。
2012.06.01.
修学旅行臨
小田原駅6番ホームで修学旅行列車を待つ子供達と。
この日はOM102編成と連続して運転していた。
2012.06.01. 14:42頃 小田原駅にて
H81編成
H81編成 米神カーブを俯瞰して
H81編成は2012年当時、田町車両センターに配属されていた8輌編成である。
翌年3月からは大宮総合車両センターへ転属した。
早川 - 根府川間 2012.05.24.
米神カーブの定番スポットで
国鉄色ではあるが、シンボルマークが撤去されたままのため、かつての勇姿と異なった印象となることは否めない。
早川 - 根府川間 2012.05.24.
石橋鉄橋(玉川橋梁)を渡るH81編成
この2013年時点での配属は大宮車両センターで、東京側先頭車がクハ189-508で2012年の写真とは逆向きになっている。
この頃から修学旅行臨は185系へ移行していく。
(根府川側)クハ189-10+モハ182-1018+モハ183-1018+モハ182-1020-モハ183-1020+モハ182-1013-モハ183-1013+クハ189-508(東京側)
2013年9月24日に長野総合車両センターへ回送され、クハ189-10、クハ189-508はH101編成の中間車4両とともに豊田車両センターに転出しM51編成となる一方で、中間車6両は廃車となった。
(みかん畑から 農家の許可を得て撮影)
早川-根府川間 2013.09.10. 08:18頃
OM102編成
OM102編成
OM102編成は大宮総合車両センター所属の6両編成で、中間車4両はグレードアップ車であった。主に臨時列車などに仕様されていたが、2013年11月28日に長野総合車両センターへ廃車回送された。
2012.06.01. 14:34頃 小田原駅にて
クハ183-1505他
時間の都合で心ならずも駅撮りを敢行。
M31編成
2012年御殿場線の修学旅行臨 M31編成
2012年に御殿場線に入線した183系幕張車。
関連:御殿場線のアルバム2012〜2013
2012.06.07. 駿河小山 - 足柄間
御殿場線を行く
(沼津側)クハ183-1018+モハ182-1015+モハ183-1015+モハ182-1025+モハ183-1025+クハ183-1017(東京側)
2012.06.08. 駿河小山 - 足柄間
2013年御殿場線の修学旅行臨 M31編成
2013年の修学旅行臨も幕張車両センターのM31編成であった。
御殿場線への修学旅行列車は翌年から185系に引き継がれることになる。
2013年12月の廃車回送を兼ねた臨時団体列車「さようなら幕張183系M32編成号」の運行をもって退役した。
同列車を
この日の列車が、御殿場線における183系の最終運行であった。
2013.06.10. 17:50 山北駅付近
M52編成
M52編成
元大宮総合車両センター所属の189系H102編成10両のうち6両が選別されM52編成として再編成され豊田車両センターに配属された。2014年12月に国鉄色からグレードアップあずさ色に塗装変更され、その際に特急シンボルマークが復活した。
(松本側)クハ189-11+モハ188-41+モハ189-41+モハ188-38+モハ189-38+クハ189-509(新宿側)
新宿側の先頭車のみグレードアップ車のため客室窓が大窓になっている。
2016.07.23. 11:20 信濃境 - 富士見間
国鉄色だった頃のM52編成
甲府盆地をパノラマ撮影していたときに、たまたま通過していった列車。新宿側のクハのみ大窓で赤帯が太いことから、M52編成と特定することができた。
2014.04.08 14:06頃 勝沼ぶどう郷 - 塩山間
N102編成
北アルプスをバックに篠ノ井線を駆け抜ける189系 N102編成
水田に水が張られ、苗が植えられるまでの完全な水鏡となる期間はほんの数日間である。
平日の早朝であったが同業者が他に3名ほどいた。
全検明けのN102編成は輝かせた車体で篠ノ井線を駆け抜けて行った。
N102編成は定期運用されていた最後の183・189系であった。
松本方面から長野へ座席定員制で通勤できる「おはようライナー」として長らく運用されていたものの、2019年3月16日のダイヤ改正で211系へその座を譲ることなる。
また、この改正で「おはようライナー」は廃止され、通常の快速に格下げされることとなった。
編成は塩尻側から
クハ189-510 + モハ188-40 + モハ189-40 + モハ188-32 + モハ189-32 + クハ189-9
の6両。先頭車にはASAMAのロゴも復活していた。
2018.05.21. 11:20 坂北 - 聖高原 間
クハ189-510
早朝運用の「おはようライナー」は下りの長野行きのみで、車両基地が長野総合車両センターであることから、早朝5時台に上りの回送運転があり、日の出の早い時期なら充分撮影可能である。
2018.05.21. 05:40頃 坂北 - 聖高原 間
クハ189-9
2018.05.21. 07:36頃 坂北 - 聖高原 間
ドローンHD撮影
N103編成
N103編成
N103編成は長野総合車両センターに所属していた6両の189系。姨捨公園からのパノラマ撮影がてらに収めた一枚。 先頭車と最後車のみ窓の位置が高いことから、N103編成と判る。
先頭車のクハ188は1986年にサハ481-115をクハ188-602に、サハ481-116をクハ188-102に運転台を取付けて先頭車化改造した車輌であった。先頭車の形式番号が偶数なところは違和感を覚える。
(新宿側)クハ188-602+モハ188-39+モハ189-39+モハ188-33+モハ189-33+クハ188-102(長野側)
2015年3月廃車。
2010.06.11. 05:27 姨捨 - 稲荷山間
N104編成
N104編成
N104編成は長野総合車両センターに所属していた6両の183系。新宿側先頭車がクハ182-100番台で、これはサハ481-100番台を改造した変わり種であった。
(新宿側)クハ182-102+モハ182-1032+モハ183-1032+モハ182-1054+モハ183-1054+クハ183-1527(松本側)
2015年3月廃車。
スーパーあずさとすれ違う183系N104編成
八ヶ岳をバックに三脚固定の2台撮りで構えたていたところ、まさかのすれ違い。「二兎を追う者は一兎をも得ず」といったところか。
2014.01.03. 13:41 新府-穴山間
国鉄時代の183系1000番台
馬入川を渡る特急あまぎ
最後に、国鉄時代の183系1000番台の写真を掲げる。
近年の国鉄色復活の話題で賑わっているが、この写真が本来の姿であることを今一度思い起こして頂けたらと思う。
3025M あまぎ5号
(下田側)クハ183+モハ182+モハ183+サロ183+サロ183+モハ182+モハ183+モハ182+モハ183+クハ183(東京側)
1981.09.28. 15:40頃 茅ヶ崎 - 平塚間