桜並木を行く371系あさぎり３号
御殿場線の有名撮影地である山北駅付近の桜並木の1993年４月の写真である。
ちょうど30年前となるのを機に、フイルムからデジタル化してみた。
山北の桜並木はソメイヨシノで、植えられたのは戦後だという。 ソメイヨシノの寿命は60年と言われており、この当時はまだ樹勢に活力が溢れていた。
走行していた車輌も今では見ることのできないものばかりである。
115系
115系の前照灯が初期タイプ（大目玉）のものが残っていたいたことが伺える。
撮影 1993年4月2日
RSE 小田急20000系 あさぎり４号
特急あさぎり時刻表 1993年
1991年3月から2012年3月までの21年間に渡り、小田急新宿駅とJR東海沼津駅間に特急あさぎりが１日に４往復していた。 JR東海、小田急のそれぞれの基地を出て１日の運用が始まるダイヤであった。 371系は１編成が、20000系は２編成が製造され、371系の全検時には20000系が代替運用に入ることで賄われていた。
371系 特急あさぎり２号
桜のトンネルを抜ける371系。
ただし現在は立入禁止となっている。
この当時はなんとかOKな範囲であった。
現在はＪＲの敷地のため山北町も手が出せず、下草が繁茂し風景としては劣化してしまっている。
撮影 1993年4月3日
115系６輌編成
早朝の時間帯には６輌編成で運用されていた。 全車に冷房設備が完備されていたことも見て取れる。
こういった何気ない日常の光景が、今となっては貴重な一枚へと昇華した写真の一例である。
特急あさぎり１号
列車番号には１Mが付与されていた。