115系 初期型

- 1983年 静ヌマ N14編成 -

クハ115-2033

クハ115-2033

撮影 1983.09.11 国府津駅

形式:クハ115
自重:32.8t 換算:積4.0 空3.0
定員:112人
製造:昭和56年3月日本車輛 全検:-

2000番台車は昭和53年に広島・下関地区の新性能化に際し新製されたもので、昭和56年には身延線用に追加投入された。身延線用車輛は新製時には甲州ワインと富士山の雪にちなんだ赤2号に灰色9号のテープ貼りのカラーリングで登場した。地方色を施した先駆けであった。

モハ114-2612

モハ114-2612

撮影 1983.09.11 国府津駅

形式:モハ114
自重:42.3t 換算:積5.0 空4.0
定員:120人
製造:昭和56年3月 日本車輛 全検:-

身延線用としてクモハ115形2000番台とユニットを組み新製されたもので、パンタグラフ取付部の屋根を20mm低いものとしたため番号を2600番台として区別した車輛。*2)

 


クモハ115-2012

クモハ115-2012

撮影 1983.09.11 国府津駅

形式:クモハ115
自重:42.3t 換算:積5.0 空4.0
定員:114人
製造:昭和56年 日本車輛 全検:昭和56年3月日本車輌 

身延線および御殿場線の3輛編成化への移行段階では、クハ+クモハ+モハ+クハという4輛編成が組まれていた。           

クハ115-51

クハ115-51

撮影 1983.09.11 国府津駅

形式:クハ115
自重:29.8t 換算:積3.5 空3.0
定員:116人
製造:昭和38年日本車輛 全検:昭和55年1月大船工場 

雨樋が乗務員室扉上部まで延長されている。
通風器は全て同一タイプ

この2ヶ月前に撮影したN7編成にも同車が組まれていたが、身延線カラーの2000番台の共通運用に際し、N7の編成は解かれたようだ。

1992.06.01.廃車 *1)



 

関連 : 身延線の115系


ワインレッドの115系

身延線カラーの115系

身延線の旧型国電の置き換えに投入されたもので、当初はワインレッドの塗色であった。

1984年3月 身延線 波高島-下部間にて

常葉川を渡るワインレッドの115系

常葉川を渡るワインレッドの115系

白い帯がテープ貼りで、座席の窓が自由に開閉できた時代であったため、退屈な学生達の格好のいたずらの対象となり、無惨な姿を現した車輛も多かった。
数年後には湘南色に塗装された。

背後の雪をいただく山が身延山であることを今になって知るのであった。

1984年3月 身延線 波高島-下部(現下部温泉)間


165系 急行「富士川」

165系 急行「富士川」

老朽化し先に廃車となった中間車を補うため、甲府寄りはクハ+クハの編成だったことが見て取れる。

EF15-193

EF15-193

自分でもよく覚えていないのだが、このEF15を目的に遠征したようだ。 定時を過ぎても来なかったため、運休かと思い波高島駅へ移動中に抜かされたのだろう、その後身延駅までタクシーで追いかけての撮影だったと記憶している。

甲斐大島-身延間にて


373系 特急ふじかわ

373系 特急「ふじかわ」

ちょうど30年を経た2014年3月末に再訪。
やはり風景としての美しさは1984年当時の方が勝っていた。

313系

313系

2014年3月の常葉川橋梁の様子である。
写真には写っていないが、左奥には中部横断道が建設中であった。静かな環境の存続を願うばかりである。

 


 

*1) 引用:「115系形式写真集」さん
*2) 出典:レイルマガジン JR全車両ハンドブック・Ⅱ