虎御前石 360°FLASH VR　

虎御前石

虎御前は曽我十郎の愛人だったという伝説が残っています。
虎御前石を普通に読めば、「とらごぜんいし」となるところですが、地元では「とらごじ」と呼ばれています。
「とらごいし」がさらに訛ったものと思われます。
現在は樹木に覆われていますが、ここは富士山を正面に望める絶景の地だったのでしょう。往時の景色を想像しては如何でしょうか。

現地説明版

虎御前石

建久四年（1193）五月源頼朝が富士の裾野に巻狩りの折、曽我兄弟は父の敵、工藤祐経を討ちとり本懐を遂げた。
この時、兄十郎祐成を慕う大磯の長者の娘、虎女（後の虎御前）はひそかに相模の国を発ち足柄峠を越えて富士の見える古道の傍の石に座し、兄弟の悲願達成と安否を気づかい夜を明かしたと云う。
後に里人達は虎女の愛情を称え、この石を虎御前石と命名した。別名虎御石

平成二十六年十一月　足柄史跡を守る会

現地説明版より転載

虎御前ルート入口

足柄峠から１kmほど県道を静岡県側に下ったところに入口があります。

戦ヶ入（せんがいり）林道からの取り付き