銚子ヶ淵 360°FLASH VR　

銚子ヶ淵

昔、花嫁が厳粛な祝言の最中に「おなら」をして大笑いになった。年若いうぶな嫁はこれを深く恥じて席にいたたまれず抜け出し、銚子を抱いてこの淵に身を投げてしまった。
その後、女の履いた草履が時々水の面に浮かぶので、村人は恐れ地蔵像を安置してねんごろに弔ったので、再び浮かんで来なかったと云う。
この悲しい物語を忘れるため里人はこの池を縁結び「銚子ヶ淵」と名付け伝えたので、良縁を望む多くの男女が池に願をかけ、成就したと伝えられている。

足柄史跡を守る会

現地説明版より転載

このように河川の幅が急に狭くなった場所を「銚子」と呼ぶ地名は各地にあるため、地名が先で、どこかの伝説と後の時代に結びついたものと思われます。
筆者は撮影中にカメラのレンズキャップを誤って落としてしまい、拾いだそうとしましたが見つかりませんでした。
やはり曰く付きの淵なのかと、思ってみたりして・・・

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