奥の院尾根-足柄林道(権現沢橋)


奥の院尾根から足柄林道の分岐

林道の水平道を東へ進む

明神ヶ岳と最乗寺を結ぶルートはメインルート奥の院ルートの2つあり、共に足柄林道を横断します。二つの尾根間の足柄林道を探索してみました。奥の院尾根と林道の交差部からの案内です。


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足柄林道を

人工林の中に一筋の広葉樹林帯が見て取れます。林道の幅を確保するための法面に生えた広葉樹です。


リフト跡

かつて計画されたものの頓挫したリフトの名残です。


神奈川県優良林


沢の音が聞こえてきました

奥権現橋というそうです。


奥権現橋の銘版


権現沢

沢の名前は権現沢というようです。最乗寺のお膝元というだけあって、宗教色の濃い名称です。


松田山方面を望む

林道から足柄平野が権現沢の谷筋方向に望めます。


最乗寺-明神ヶ岳コースと足柄林道の交差部の道標



最乗寺尾根-大日陰林道-大雄川砂防ダム

大雄山最乗寺から明神ヶ岳へのメインルートを登ると、途中で林道を二本横断します。一方で奥の院から明神ヶ岳山頂へのルート(奥の院尾根(仮称))では足柄林道の一本しか横断しません。下を走る大日陰林道の終点はどうなっているのだろうと、探索してみました。

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最乗寺-明神ヶ岳と大日陰林道の交差部


大日陰林道を西へ進む

奥の院尾根の送電鉄塔明神線No.41が見えます。


頭上に架かるリフトのケーブル

索道施設跡から下へ延びるケーブルです。途中にいくつか支柱があると想像できますが、森の奥深くにあるため、主立ったルートからは確認できません。


眼下に巨大な砂防ダムが

 


大日陰林道から分岐

後で分ったのですが、左の未舗装の道が大日陰林道。右は砂防ダム工事用に整備されたもののようです。今回は右の道を進みました。


権現沢へ下る道路

権現沢もこのあたりでは大雄川を名称を変えるようです。


大雄川上流2号堰堤

人知れず巨大な砂防ダムがありました。近年の砂防ダムはスリットが入ったタイプとなり、巨石を塞き止めつつも、土砂が堆積するのを抑える仕様となっています。
ステレオ(立体)写真はこちら >>


工事概要を記した銘版

施工位置 南足柄市狩野地先
形状寸法 堰堤工 L=68.7m H=12.5m V=4029m3
     鉛直壁工・側壁工・水叩工・N=1式
施工期間 着手 平成15年9月
     完成 平成18年6月
施行業者 三恵総業(株)


 

平成17年度通常砂防工事

大雄川上流2号堰堤

平成18年6月完成
神奈川県県土整備部

行き止りの道路

きれいに舗装された道路がどこまで続いているかと辿ってみると、ほどなく行き止りになっていました。下流側にある別の砂防ダムの工事に使われたようです。行き止りなので同じ道を引き返したのですが、GoogleMapの航空写真を見ると、対岸の森に一筋の切れ目が見て取れ、奥の院の脇と繋がっています。思い起こしてみると、尾根道とは別の道が確かにありました。

大雄川上流3号堰堤(未確認)

上流側からは銘版が見当たらなかったので、名称は未確認ですが、通常は上流から順に命名されるので3号かと思われます。この下流が最乗寺の境内を流れる川となります。