
田代幹線363号鉄塔は大野山ハイキングコースのバリエーションルート、高杉-市間-皆瀬川コース上にあります。若番側の標準的な鉄塔と異なることは、腕木が全て同じ長さで設計されている点にあります。正しい理由は不明ですが、考察するに、364号鉄塔との間には皆瀬川の深い谷があり、500m弱のスパンを稼がねばなりません。そのため左右の回線が風に煽られても接触しないだけの間隔を保たなければならなかったのではないでしょうか。写真からも判るように、谷側の碍子のみ腕金の先端に取り付けられています。

腕金の長さが等しい363号鉄塔
地図(国土地理院地図)

田代幹線 363

東京電力 田代幹線 363 昭和62年7月竣工 高さ46m

ステレオ写真
3D(立体視)できます。交差視でごらんください。
364号鉄塔までは約500mものスパンがあります。
