
田光発電所全景
田光発電所は国道19号から伊奈川に沿って2.5kmほど遡った位置にある小さな水力発電所です。
しかし建設年は大正13(1924)年と古く、許可最大出力も2150kWと見た目以上の性能を有します。
2019年4月 探訪

田光発電所

水圧鉄管と発電所建屋
細い1本のみの水圧鉄管ですが、地形図から判読すると標高差100m以上の落差があります。

発電所建屋

ゲートの看板
「ここは
田光
発電所です。」
この看板がなければ読み方がわからなかった・・・
送電鉄塔 田光支線 No.1

癒しの1回線鉄塔 田光支線 No.1
関西電力の送電線の電圧がどのような体系で整備されているのかが不明なので、この回線の電圧が特定できていません。
碍子の数から推測するに30kV程度でしょうか。

田光支線
一
昭和六〇年一一月 関西電力kか株式会社

田光支線No.1と尾根上の送電鉄塔相之沢橋場線
尾根状の鉄塔は地形図からの判読と橋場発電所に掲示されていた名称から相之沢橋場線であると考えられます。
ここから伊奈川の上流2.7kmのところには昭和13(1938)年竣工の相之沢発電所があり、
相之沢橋場線は橋場発電所とを結ぶ送電線であると判断できます。