
二宮-湯河原線はJR二宮変電所とJR湯河原変電所を結ぶ送電線で、東海道本線へ電力を供給するための設備です。
昭和9年まで東海道本線は国府津-沼津間は現御殿場線を経由いました。昭和2年当時、国府津-熱海間を熱海線として運用していた国鉄は、翌昭和3年に電化が完了しています。つまりこの鉄塔は電化黎明期の土木遺産であるとも言えます。
2017年5月探訪

二宮-湯河原線 75号
66kVの回線であることが解ります。

二宮-湯河原線
75
昭和2年3月建設

66kV耐張碍子

富士山(ふじやま)砦遺構にある祠
この一角の平地も小田原城の遺構と考えられます。