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東京電力 初鹿野発電所

大菩薩峠や湯の沢峠へ国道20号からアプローチするとき、甲斐大和駅付近から景徳院入口で分岐する道を利用していますが、その際に立ち寄ってみました。

初鹿野(はじかの)という地名は甲斐大和駅の旧名でもあります。筆者は改名していた事実をこの期に知りました。

運用開始は大正7年11月と、富士川水系で現役の発電所としては最古参のようです。

出力:1750kw 使用最大水量: - m3/sec 
落差(170)m(地形図から判読) 発電機数:1台 

 

負荷時タップ切換変圧器のプレート

詳細は不明ですが、二次側で6.9kVになっているため、街へ送電するためのものと思われます。

変電施設のプレート 笛駒1号線

 

笛駒2号線

 

日川線

柏尾発電所を起点とする日川(ひかわ)線22kVの終点がここ、初鹿野発電所です。
ここで発電された電力と日川線を昇圧した66kVを笛駒線へ補充しているようです。

 

左から笛駒1号線 66kV、笛駒2号線 66kV、日川線 22kV

背後に見える水路は柏尾発電所施設の水路
初鹿野発電所構内にありますが、この用水は初鹿野発電所では使用されないため、下流にある柏尾発電所の施設となります。

22kV線路

日川線 笛駒線初鹿野(発)〜初鹿野(発) 2万1

66KV 局変1次CH

水圧鉄管

鉄管の径は太くありませんが、落差は170mもあります。