image image

只見線のキハ40

- 会津若松にて -

キハ40形 500番台

ここに掲げたのは平成30(2018)年9月に訪れたときのもので、 このときは乗り鉄で郡山から会津若松を経て新津へと乗車したため、只見線自体は利用していない。
当時の只見線は2011年7月の新潟・福島豪雨により流出した橋梁群の復旧が完了しておらず、会津川口-只見間がバスによる代行運転だったことが、筆者が新津へと向かった理由の一つであった。
会津若松駅で磐越西線乗換時に到着した只見線428Dおよび留置線に停車していた車輌の記録である。

仙コリのキハ40形500番台

仙コリのキハ40形500番台

キハ40形500番台は寒地設計の車輌で、2000番台との大きな相違点は、座席がロングシートで、客室と乗降扉の間にデッキが設けられていること、台車が着雪による性能低下を防止する設計のDT44AおよびTR227Aである点が挙げられる。 その他エンジンや便所の配置などは同一仕様となっている。

2026年5月 記

撮影 2018年09月07日

キハ40 500番台(512番以降)
項目
定員 座席数 ロングシート 66
立席数 30
主要寸法 最大長(mm) 21,300
最大幅(mm) 2,930
最大高(mm) 4,055
台車中心間距離(mm) 14,400
自重(t) 37.3
動力機関 形式 DMF15HSA
連続定格出力(ps)/ 回転数(rpm) 220/1,600
台数 1
最高運転速度(km/h) 95
台車 形式 DT44A , TR227A
軸間距離 2,100
枕ばね コイルばね
軸ばね エリゴばね
車体 運転台 両側
暖房装置 温風
便所 和式 1
付属装置 冷却水容量(ℓ) 400
燃料タンク容量(ℓ) 800
便所用水タンク容量(ℓ) 250 x 2
製造 初年度 1977
輛数  〜511
    512〜
12
80

キハ40 571

キハ40-571

郡山総合車両センター(所属表記「仙コリ」現在は「北コリ」に改称)のキハ40系の特徴は屋根の両端に設置された衛星アンテナと、これを厳冬期のトンネル等に発生する氷柱から防護するツララ切りが挙げられる。

当車輌は全般検査から間もないため、足回りの汚れも少ない状態で収めることが出来た。 まだまだ活躍できそうな良好な状態に見えるも、2年足らず後の令和2(2020)年7月にキハ40系は只見線での運用を終了している。

4位側(助士席側)の下にある小さなジャンパ線は室内放送用のKE66ジャンパ連結器で、編成端はジャンパ栓受けに収められている。

その上部の検査周期には(平成)30(年)8(月) 「郡山総合車(両)セ(ンター)」と、また冷房化されたため自重は公式データより1t ほど重い数値が表記されていた。

通常は側面の中央にあるサボ受けが大型ルーバーよりも2位側にあり、乗降扉の開閉ボタンが未設置の個体であった。
また、乗降扉から向かい側の窓が見えることから便所は撤去されたようで、側窓も黒Hゴムの透明ガラスに変更されている。


キハ40 582

キハ40-582

会津川口から到着した428D

両運転台のキハ40形であるが、正式にはこちら側が前位である。
簡単な見分け方としては、トイレおよびそれに伴う屋根上の水タンクのある方が後位となる。 よって、写真に写る側面は2-4位側となる。

キハ40系に共通した外観上の特徴として、2位-4位側の側面中央のやや前位寄りに大型のルーバーが配置されているが、これはディーゼルエンジンで燃料との混合気を生成するための空気取入れ口である。

他方、両側面の中央やや後方には小型のルーバーが見て取れるが、こちらは熱交換器の冷却用に使用される空気吸入口である。その隣にあるキャップは給水口である。燃料である軽油の給油口だと思われがちだが、実際は冷却水用のもので両側面に1箇所ずつある。


キハ40 583

キハ40-583

中間車として使用されるキハ40

会津川口12:32発、会津若松14:25着の428Dは全3輌がキハ40-500番台であった。 いずれもロングシートの車輌という具合で、乗客はほぼ観光客であっただけにサービス面での質は高いといえない。


キハ40 584

キハ40-584

留置線を

磐越西線の車窓からのスナップである。
もう2度と撮れない写真なので掲載。


キハ40形 2000番台

キハ40形2000番台は暖地設計の車輌で、500番台との大きな相違点は座席がセミクロスシートで、客室と乗降扉の間にデッキない。 台車も70年代に量産されたスタイルのDT22D、TR51Cとなっている。 その他エンジンや便所の配置などは同一仕様となっている。

仙コリのキハ40形2000番台

仙コリのキハ40形2000番台

キハ40形 2000番台
項目
定員 座席数 セミクロスシート 66
立席数 30
主要寸法 最大長(mm) 21,300
最大幅(mm) 2,930
最大高(mm) 4,055
台車中心間距離(mm) 14,400
自重(t) 36.6
動力機関 形式 DMF15HSA
連続定格出力(ps)/ 回転数(rpm) 220/1,600
台数 1
最高運転速度(km/h) 95
台車 形式 DT22D,TR51C
軸間距離 2,100
枕ばね コイルばね
軸ばね コイルばね
車体 運転台 両側
暖房装置 温風
便所 和式 1
付属装置 冷却水容量(ℓ) 400
燃料タンク容量(ℓ) 800
便所用水タンク容量(ℓ) 250 x 2
製造 初年度 1979
輛数 148

キハ40 2026

キハ40-2026

令和3(2021)年にJR東日本から小湊鐵道へ譲渡され、2026年現在も同じカラーリングで営業運用されている。
ただし、小湊鐵道では汚物処理施設がないため、便所は封印され使用不可となっている。

小湊鐵道へ譲渡されたキハ40-5

小湊鐵道へ譲渡されたキハ40 5(旧キハ40 2026)

撮影 2022年11月22日 五井機関区 


キハ40 2085

キハ40-2085

キハ40 2085 只見ユネスコエコパーク号

キハ40−2085は、2014年にユネスコエコパークに登録された只見エリア(福島県)をPRするため、青緑色のラッピングを施した車輌で、2018年から只見線や磐越西線を中心に運行されていました。


キハ40 2141

キハ40-2141

 

2000番台の標準的車両。 客室中央部はクロスシートであることが見てとれる。 床下機器が若干異なるのか、6気筒ディーゼルエンジンの様子も明瞭である。

また、屋根上の冷房装置非搭載であることも着目すべき点だろう。 このことが、夏季の日中の運用から外されていた理由かもしれない。