臨時急行「富士山トレインごてんば号」

- 2016年2月27・28日 -

珍しく御殿場以東にもイベント列車が走行し、373系が下曽我まで来るのは初めてではないだろうか。
さて、どこで迎え撃つかと思案し、午前中の天気が思いのほか良かったため、上り列車を富士山をバックに収められるポイントと決めた。


御殿場線 373系臨時急行「富士山トレインごてんば号」

上り 富士山トレインごてんば号

9402M 何とか天気は持ち、富士山が雲に隠れる前に列車は通過して行った。銀色のボディーで3輌、普通列車と見紛う外観であったが、半流線型に2ドアは急行型の伝統を受け継いだ車両といえる。
編成はF13、沼津側からクハ372-13、サハ373-13、クモハ373-13。
富士山を際立たせるため撮影にはPLフィルター使用

駿河小山 - 足柄 間

御殿場線 373系臨時急行「富士山トレインごてんば号」

回送 9621M

下曽我へ到着した列車は、復路まで御殿場駅で待機するため、回送を入れて1日に都合4回撮れるダイヤであった。

山北 - 谷峨 間


御殿場線 373系臨時急行「富士山トレインごてんば号」

回送 9622M

景色に彩りの少ない3月ではあるが、曽我梅林や松田山の河津桜がちょうど開花している時期であり、下曽我付近をロケハンしたところ複線跡の線路敷の雑草がきれいに刈り取られていたため、ここを撮影ポイントと決めた。
一直線に伸びる線路勾配の変化が魅力的な地点を超望遠レンズで
遠方には松田山の河津桜が見える。

下曽我 - 上大井 間

御殿場線 373系臨時急行「富士山トレインごてんば号」

曽我の梅林と

同列車をワイドで。
この線路敷の境界にフェンスが建てられてしまうのも時間の問題かと思われる。


御殿場線 373系臨時急行「富士山トレインごてんば号」

「富士山トレインごてんば号」 下り 9403M

梅の花と

半流線形をしたフロントマスクは、見上げたアングルのときに初めてその魅力に気づかされる。

国府津-松田間の優等列車の運行はまた暫くの間ないだろう。


御殿場線 373系臨時急行「富士山トレインごてんば号」

川音川橋梁を行く

翌2月28日 予ねてから決めていた撮影ポイント、河津桜を遠望する場所へ。
川音川橋梁のたもとはちょっとした祭となっていた。この狭い場所に複数の三脚を広げる輩などもいたが、ルールとしてはグレーゾーンと言ったところだろうか。

相模金子 - 松田 間

御殿場線 373系臨時急行「富士山トレインごてんば号」

回送 9621M

下りの回送は逆光になるため、同橋梁を西側からケツ撃ち。空にはパラグライダーが舞う。