金時山山頂 360° VR

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現地説明版
現地説明版

家に帰ってからじっくり読んでみると、新たな発見もあります。

この日はカメラのカードが不調で、早朝撮影した分が全て消えてしまう悲劇があり、長尾山へ向かう途中から引き返し再撮影。パノラマ用にRAWデータを連写したのが原因かもしれません。その後、再度丸岳経由、湖尻コースに出掛けました。

小山町観光十二選

金時山(猪鼻山 いのはなやま)

 金時山(千二百十三米)は、箱根山の寄生火山で箱根外輪山の最高峰です。それだけに眺望は素晴らしく稜線を裾野いっぱいに広げたコニーデ(円錐型火山)の代表、日本一の富士山を前景に西に愛鷹連峰や駿河湾、南に向かえば足元に仙石原、芦ノ湖、白い噴煙をあげる大湧谷や箱根の山々、そして東に相模湾が広がり、遠く南アルプスや丹沢方面など三六〇度の大パノラマが楽しめます。
 金時山の本来の名は猪鼻山といいますが、いつの時代から金時山と呼ばれるようになったのかは現在まだわかっていません。しかし、文献の上ではっきりと金時山・公時山(きんときやま)の名が出ているのは、文政三年(一八二○)に編集された「駿河記」に「坂田公時この山に育ち源頼光朝臣(みなもとのらいこうあそん)に仕う、故に公時山と云う」とする記述がありその後発行された多くの古い書物にもそれぞれの理由で金時山の名がついた説明がなされていますが一般的には金時(幼名=金太郎)が少年時代にしばしば遊びに登り、百獣を相手に過ごした伝説によって名づけられたというのが一番有力な説です。
 猪鼻山の地名の由来についても金太郎伝説にちなむものがあり、金太郎が蹴落とした岩の音に驚いた金時山の主の大猪があやまって岩にぶつかって死んでしまった。それをあわれに思った金太郎は猪の鼻を切りとり榊(さかき)の枝を折ってとむらった。そのあとが猪鼻神社でそれ以後、この山を猪鼻山というようになったと伝えられています。現在山頂には猪鼻神社の石祠(せきし)が三基祀られており一番大きな石祠は明治二十年代に御厨(みくりや)(小山町・御殿場地方)の六十八ヶ村により建立されたものです。
 そして、金太郎がいつも登って遊んだといわれる八畳敷ぐらいの大きさの「遊び石」や熊と相撲をとった時、誤って踏み割ったといわれる「踏み割り石」など金太郎伝説にちなむ石が金時山を中心に数多く点在しています。
 一月一日 元旦 初日の出
 四月二十日 猪鼻神社例大祭

  平成四年三月 小山町観光協会

現地説明版より転載


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