生土城山探索 3

21 井戸跡

ひな壇状の地形が数段続き、その途中に鎖の柵が架かったところがありました。よくみると井戸跡のようです。

22 道に迷う

わずかな踏跡を辿って、里へ下るも途中で道が判らなくなってしまいました。強引に下るとお茶畑へ出ました。

23 土留工上の斜路に 

こんなところに出ました。近くで農作業をされていた方に「城山への道は?」と訪ねたところ、今来た道を示されました。元々あった「本当の道」は関東大震災で城山の南麓が崩れてしまい、そのときになくなってしまったとのことです。

24 振り返って

左の坂道が城山への取り付きのある道路です。

25 雲霧神社

案外この神社が取り付きではと考えましたが、近代の山留め工事にともない、ここに移築されたとのことです。

26 山際を流れる水路

言うまでもありませんが、水は高い所から低い所へ流れます。こういった地形と人工物が絡んだ有様がたまらなく面白く興味をそそられます。

27 〜重点保全総合治山

震災で崩れたという話をさきほど聞いたので、なるほどと納得しました。それにしても、どこぞの独裁国家じゃあるまいし、こんな巨大な看板って・・・

28 取水口

ここが先ほど(26)の水路の取水口なのかと近づいてみました。近くの看板には何故か東京電力の文字が。家に帰ってから地形図と照合してみると、ここが生土発電所の発電用水路の取水口と判明しました。

 

 

 

振り返って

小山町が設置した道標から生土城への正式なルートを考えてみると、金時公園方面から南下するのが答えのようです。それにしては途中(地図上の数字10)の分岐や三角点付近の心細くなるような細い道に道標がひとつもないので、町が観光資源として推奨しているとは考えにくく、訪れる人も多くはなさそうです。
生土城の遺構は想像していたより良い状態で残っているため、城好きの方(特に土の城)にはオススメです。今回は朝寝坊したため、出発が午後となり、日暮れを気にして急ぎ足で巡りました。天気のよい日にじっくりと時間をかけて歩けば、より楽しいものになったことと思われます。

 

 

後で調べてみたところ、地図上の番号23よりもう少し北側に城山への取り付きがあるそうです。こちらの道標は私設のもので、音渕の岩田さんという方が設置されたものです。世附峠や樹下の二人の看板を書かれた方です。生土城に関しては下記のHPに地形等詳しく書かれたページがありました。

外部リンク: 土の古城探訪 八丁堀さん

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