送電鉄塔 天目線 No.212

 

地形図に記載されていない謎の送電線、天目線をもう少し調べることにしました。

ハマイバ丸からの帰路、湯ノ沢峠付近を注意深く観察してみましたが、峠を送電線が越える様子はありません。林道近くに建つNo.212鉄塔を調査して、ようやく判明しました。
鉄塔はNo.212で終わり、そこからコンクリート柱となっています。
さらに接続部を観察してみると、3相のうち1本は接続していませんでした。

地図や付近の状況から考察するに、数年前まで湯ノ沢峠の近くにNTTの電波塔が存在し、そこへ電力を供給するために建設された鉄塔で、電波塔が撤去された現在は供給先は湯ノ沢峠駐車場のトイレぐらいです。
そのため3相の必要はなくなり、贅沢な構造物として残っているものと思われます。

また、車で下山していくとコンクリート柱が道沿いに現れ、その名札にも天目線と書かれていました。
つまり電波塔が存在していた時分でもコン柱で対応できるような電力しか供給しておらず、鉄塔が必要な区間は地形が険しくスパンが大きな部分の設計で、コン柱が標準仕様であるため地形図に記載されていないものと結論付けられます。

地図(別窓)>>

 


東京電力 天目線 212号鉄塔 
昭和53年11月竣工  高さ23m

 

 


コン柱への接続部

下相は接続されていない様子がわかります。


麓のコン柱 天目線No.199


関連:天目線No.211


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