橋場発電所全景

橋場発電所は大桑村の伊那川が木曽川に合流する橋場地区にあります。地名から推測するに、中山道の須原宿と野尻宿間にある伊那川を渡る橋が架かっていたのでしょう。
東の裏山に水圧鉄管があり、地形図を判読するとは落差40m余りといったところでしょうか。
小さな発電所ですが、戦前に建てられた歴史を有します。

探訪のきっかけは、JR中央本線でEF64国鉄色の重連を撮るため、有名撮影地の伊那川橋梁付近をロケハンしているときに立ち寄ってみました。鉄道写真では送電線はファインダーから外すのがセオリーですが、木曽川は水力発電の地といえ、敢えて収めてみました。

2015年3・11月探訪

地図(別窓)>>





伊那川橋梁を渡るEF64原色重連  EF64-1016 +EF64-1019 + タキ

右端に見えるのが橋場発電所。山腹には水圧鉄管が見て取れます。


発電所構内の変電設備

 

送電鉄塔 相之沢橋場線(名称未確定)


送電鉄塔 相之沢橋場線


橋場発電所銘板

発電所構内には送電鉄塔が1基あります。 回線はここで門型鉄構を経て発電所の建物へ引き込まれています。おそらく、この鉄塔は上流側で回線の鉄塔ナンバーとしては最老番だと思われますが、周囲からは銘板が見当たらず名称は未確定です。 ただし、鉄構に相之沢橋場線の名称が読み取れたため、当サイトではこの名称で記しておきます。

相之沢は伊那川の上流にある発電所名であり、航空写真から読み取ると、確かに相之沢発電所が起点となっています。途中、田光発電所からの回線と合流し、ここ橋場発電所へ送られる1回線の送電線で、碍子の数から電圧は22kV程度かと思われます。


送電鉄塔 橋場支線No.1


橋場支線 No.1

 

橋場支線 1
昭和4年 2月 関西電力 

送電鉄塔橋場支線は橋場発電所の西に隣接する場所にあります。

プレートに明記された昭和4年は橋場発電所が伊那川電力株式会社の下、運用を開始した年で、創建当時の鉄塔が現役で使用されていることは、今回の一番の発見だと言えます。

当時の鋼材の特性のためか、鉄塔には錆止めと思われる茶色の塗装が施されているのも特徴です。

相之沢橋場線が橋場発電所で昇圧され(66kVか?)2回線となって木曽川右岸の木曽発電所と結んでいます。


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