送電鉄塔大雄線 No.35


大雄線35号鉄塔は山北町岸の河村城趾入口と書かれた農道脇にあります。浅間山と丸山の鞍部である大祭神峠を越えていく大雄線のうちの一基で、特徴は下層の回線、内山線の下相のジャンパー線が上向きに設置されていることです。ジャンパー線とは文字通り鉄塔を迂回してケーブルを配線させる器具で、耐張鉄塔に用いられます。

地図(別窓)>>



大雄線No.35


東京電力 大雄線 35 昭和37年3月竣工 高さ48m

他の鉄塔が昭和57年竣工なので、この鉄塔だけ立て替えられなかったようです。

 


3D 交差視でごらんください。

ジャンパー線が上向きで、それを支える碍子は自立型です。こうすることで、多少なりとも周囲の樹木から安全距離を保っているのでしょうか? 詳細は不明です。

その後、専門家のS氏にご指摘をいただきました。
正式には長幹碍子(ちょうかんがいし)といい、左右の回線の幅がとれない場所で使用されることが多いとのことです(狭間線(きょうかんせん)鉄塔)。通常の碍子では横風等で振れる恐れがあるため、一本モノの塊の碍子です。ちなみに非常に高価であることも教えてもらいました。



大雄線2Lと内山線1L

若番側から撮影
大雄線は電流の向きと回線番号が逆の可能性があります。


内山線1Lの回線札

若番側から撮影


関連:大雄線No.33 No.36

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