大雄山最乗寺と明神ヶ岳を結ぶルートは、見晴小屋や神明水のあるメインルートの他に、奥の院と山頂を結んだひとつ西側の尾根筋を辿るルートがあります。 途中の見晴しはあまりよくありません。また水場もありませんが、静かな樹林帯を進むコースとして楽しめます。
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奥の院へと通じる長い石段 |
登山の安全を祈願して参拝 |
明神ヶ岳3時間20分 |
ここまで登ってくるだけでも、かなりきついのですが... |
奥の院から20分ほど登ると、送電鉄塔が現れます。 |
最乗寺奥の院 30分 |
この林道を東へ進み、権現沢を越えて別の尾根で下れば、1時間ちょっとのトレッキングコースとして利用できます。 |
明神ヶ岳 100分 矢倉沢峠 170分 |
丸太で組んだ荷台のようなものがありました。材木の運搬用の足場だったのか、今や役割は不明です。 |
この道標がなくとも素直に尾根に従い進めば、迷うことはないでしょう。 |
あまり特徴のない尾根が続きます。痩せ尾根となっている場所もあまりなく、目印に使えるかもしれません。 標高約900m |
最乗寺からのメインコースに比べると、見晴しは良くありませんが静かな樹林帯を進めます。 |
山頂近くに箱根の植生を特徴づけるヒメシャラの群落がありました。幹が褐色で光沢のあるのが特徴。 |
突然、津波のようなトレイルの集団が通過して行きました。楽しみ方はそれぞれですが、周囲にいた野鳥が一斉に逃げてしまい、しばらくの間現れない状況を知っているのでしょうか? 野鳥の撮影を楽しみにしている者とは共存し難いようです。 |
健ハイ2001の会という方々が設置した道標のようです。明神ヶ岳山頂は東西に長く平坦なため、分岐を知ることができるありがたい存在です。 |
2007年の暮れまで存在していた電波反射版。明神ヶ岳の西の小ピークに2基ありました。2008年5月に現場へ訪れてみるまで、気付かなかったのと、もう少し早く登頂していれば、写真に収められたのにと後悔しています。 |
山頂に2つの電波反射板が写っています。地形図には電波塔の記号で載っています。 |
山頂に2つの電波反射板は撤去されたようです。明神ヶ岳を同定する際の目印にしていたので、なんとも淋しい気がします。 |
崩落し荒廃した箇所がいくつかあります。 |
GPSを頼りに探してみましたが、見付けられませんでした。外輪山コースの南脇のこの茂みの中だと思うのですが... |
明神ヶ岳の名前の由来となっている明神様の祠。北側に建てられていることから、旧狩野(かの)村などで信仰されていたと思われます(江戸時代には明神ヶ岳は狩野山と呼ばれていました)。 |
石祠自体はあまり古くなく、昭和13年と記されています。最後の文字が判読できませんが、昭和十三年四月再建と書かれていると思われます。 |
明神ヶ岳は箱根外輪山の北東部に位置しており、東西に長い山頂を有しています。電波反射板のあったピークとは600mの距離があります。 |
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