山北 吾妻山探索

目的

前回、向梶ヶ尾(むこうかじがお)のピークから吾妻山を目指すも、繁茂する竹薮に行く手を遮られ断念した経験を踏まえ、別ルートから吾妻山および向梶ヶ尾のルートを探索してみることにしました。
吾妻山への取り付きが不明だったため、送電鉄塔の巡視路がありそうなところに見当をつけ、そこから山頂を目指すことにしました。副産物として送電鉄塔の情報を得ることも目的の一つです。

撮影:2008年10月初旬

地図参照(別窓表示) >>


01 車道行き止り

後から出来た東名高速上り線の工事用道路だったと思われます。現在は管理用に使用されているようです。ここから少し下った路肩に車をとめていざ出発。

02 送電鉄塔巡視路の取り付き 

安土線No.6の表示がありました。

03 プラスチック製の階段

これらは巡視路として整備されたものです。運搬が容易で、現場施工に適した製品になっています。

04 立体交差する東名高速道路

上り線は後から建設され、20mほど高い位置に橋梁およびトンネルがあります。

送電鉄塔 安土線 No.6

No6鉄塔 詳細 >>

05 鉄塔の足元を過ぎて

南側に回り込み、尾根を登ることにしました。

06 尾根からの展望

鉄塔越しに立体交差する東名高速道路の様子が見えます。

07 尾根を振り返って

写真だと判りづらいのですが、かなりの急勾配です。救いだったのは森林整備事業の一環で間伐や草刈が行われたばかりだったため、通行可能でした。

08 吾妻山山頂

尾根を登り詰めると、突然、社と鳥居が現れました。

09 社殿の中

鍵はかかっていなかったので、扉を開け、お賽銭と登山の安全祈願を

10 吾妻神社

この山の名前の由来だと思われます。
新編相模国風土記稿では河村山北の項に記載されています。山北の萩原地区を中心として祭られた経緯があるようです。鳥居の向きを地図上で検討してみると、確かに萩原地区がある方向と一致します。
文献によると、かつてここから刀が出土したため、後醍醐天皇に関係するのではないかと伝えられています。河村城が南朝方の拠点であったため、この類いの伝説は数多くあります。

11 吾妻山と書かれたテープ

神社の榊の大木に巻かれていました。向梶ヶ尾にあったテープと同じ方が付けられたのだと思います。

12 神社裏手の尾根

吾妻神社の北尾根を進み、前回断念した向梶ヶ尾の尾根まで到達することが、今回の目的のひとつです。尾根を通れるか否かは行ってみなければわかりません。幸いにも森林整備事業が施工されたためか、間伐され爽やかな雰囲気の尾根が続いていました。


 
地図参照
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