大蔵経寺山を桜の花ごしに見上げる

南側の法面は大規模な落石防護の擁壁が施されています。

登山道入口にあるゲート

イノシシの侵入防止のためゲートがあります。登山者は中央の扉から入れます。

登山道の様子

航空写真で道らしきものが写っていたので、車でも行けるのかと思っていましたが、実際には工事・管理専用の道でした。一般車は侵入禁止です。

地盤アンカー工法と植栽袋工

ところどころ擁壁に見られる突起物はアンカーの末端です。山側に向かって数十メートル穴を開け、安定した岩盤にアンカーをセメントミルク等で固定。そこからケーブルを地表面まで延ばし、張力を掛けて固定します。地表面の格子状のコンクリート壁は山側に向かって押さえつけられる構造になっています。

一方で景観上は望ましくないため、植物の種や苗の入った袋状のものを設置し緑化を促進するのが植栽袋工です。緑に覆われるのは当分先のようです。

大蔵経寺山
奥秩父主脈の尾根の最南端に位置する。樹木の間からは春のシーズン、盆地がピンクに染まるのが見える。

大蔵経寺
山の由来となる寺。武田信玄公先勝祈願寺。徳川家康公武運長久の祈願寺。石和温泉七福神寿老尊を境内に祀る。

山神宮社
「松本のお天狗さん」の名で親しまれ、火伏せ・家運繁栄の神を祀る。毎年、2月21日に行われる例大祭の矢立てを型どった金札と養蚕守護の大札は縁起物として有名。

積石塚古墳群
6世紀末、古墳時代の横穴式円墳。

大蔵経寺山案内版より転載

登山道の途中に案内板があったので掲載しました。

登山道への取り付きは国道140号、平等川の西にあるパチンコ屋(最近出来たらしい)脇の道を北上します。
上の地図でいうとガソリンスタンドと駐車場の間の道です。
車はゲートがあるため、そこから数百メートルしか入れません。

上の看板地図と現場での感覚はかなり違います。現地へ行かれる方は地形図等正確な地図を用意されることが望ましいでしょう。


大蔵経寺山からのパノラマ展望図  >  このページ